知るべし!ネイティブ発音法⑤ 【強弱】

内容語とは

・・・名詞一般動詞that / this / sohere / there形容詞副詞否定語疑問詞

機能語とは

・・・that/this/so以外の代名詞・be動詞・助動詞・前置詞・接続詞・冠詞

 

/ æ /…「ア」の口をして「エ」と言う 

/ ʌ /…喉の奥から軽く「ア」/ə/…「ア」の口をして「オ」と言う

/ ð /…舌先を前歯で軽く噛んで「ズ」

/ θ /…舌先を前歯で軽く噛んで「ス」

破裂音とは・・・/ p / / t / / k / / d / / g / / b /

 

⚫️ く発音する ・弱く発音する

 

★機能語を弱めて発音しよう!★

 

☆be動詞 or  be動詞に準ずる動詞

 

状況:

相手がレストランを出店すると聞いて、こう忠告する。

    ð æッ サウンヅ  rイスキィ

That sounds risky.

      ⚫️        ・     ⚫️ 

「それはリスキーな感じです。」

解説:

That is risky. は That = riskyであり、be動詞isは弱化する。sounds「~に聞こえる」look「~に見える」等はbe動詞に近いので、Thatとriskyより弱化して発音される。

 

☆助動詞

 

状況:

煙草を吸う患者に、医者がこう言う。

  ð æ ッ ハstə ストッ(p)

That has to stop.

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「それは止めないと。」

解説:

mustは強い義務を表すが、意味的にそこまで強くないhas toは「ハstə」のように弱化する。

 

☆There is/are

 

状況:

「是非やりたいことがある」と言ったがダメと言われて、こう反論する。

     ðゥz  ナッθィン  アd ræðəドゥ

There’s nothing I’d rather do.

       ・               ⚫️            ・       ⚫️         ⚫️

「私がしたいことは、ほかにないんです。」

解説:

There’s は「ðゥz」と発音して弱い音にする。I’dは「アd」と発音し、助動詞wouldなので弱い音にする。

 

☆冠詞

 

状況:

休憩を終えた数名のハイカー達に、ガイドがこう号令をかける。

  lェッツ ゲッ ðゥボォーl  rォlイ

Let’s get the ball rolling!

   ⚫️        ⚫️       ・     ⚫️      ⚫️

「出発しましょう!」

解説:

the / a(n) は英語で最もよく使われる単語で、機能語なので話す際には通常弱める。the ballを「ðァ ball」ではなく「ðゥ ball」のような音にすると続けやすい。

 

 

☆代名詞・前置詞

 

状況:

意外な提案を受けて、こう言う。

 アイ ネvər θォーtゥv ðæッ

 I never thought of that.

 ・    ⚫️              ⚫️          ・       ⚫️

「それは思いつきませんでした。」

解説:

Ⅰ は代名詞なので弱化する。ofは前置詞なので通常弱める。thought ofは区切らず、ofを「オv」ではなく「ゥv」のような音にしてthoughtとリンクする。

 

不定詞の to

 

状況:

相手の成功を耳にして、こう喜ぶ。

ウェイトゥゴウ

Way to go!

  ⚫️ ・    ⚫️

「やったね!」

解説:

機能語である不定詞のtoは弱める。全体的に気持ちを込めてリズミカルに言う。

 

☆that節の that 

 

状況:

台風が接近中と聞いて、こう言う。

 アイhər(d)  ðæ  イッメイnɑッ(t) メイk  læn(d)fォーl

 I heard that it may not make landfall.

 ・  ⚫️          ・   ・   ⚫️    ⚫️    ⚫️       ⚫️      ・

「上陸はしないかもしれないと聞きましたが。」

解説:

I heard that.「それ聞いたよ。」のように、内容語である代名詞thatなら強めるが、ここではthat節のthatは機能語の接続詞なので弱める。

 

★文末の機能語は捨てずに発音しよう!★

 

 状況:

A:ある会社に初出社 B:先輩社員

  アイmə  lィlゥ nərvs         ドゥンビー

A: I’m a little nervous. B: Don’t be.

    ・    ・    ⚫️          ⚫️      ・               ⚫️        ⚫️

「A: 緊張気味です。 B: 大丈夫。」

解説:

I’mのように文中にあるbe動詞は弱められるが、文末のものは強める。

 

状況:

読書をしている人に対して、こう尋ねる。

  ワッペイヂ   アユオン

What page are you on?

     ⚫️       ⚫️        ・       ・     ⚫️

「何ページまで読んでいるの?」

解説:

機能語are youは小さく平坦に「アユ」のように言う。前置詞onも機能語だが、文末にある場合は弱めると意味がよく伝わらないので強める。