知るべし!ネイティブ発音法③ 【リンキング】

内容語とは

・・・名詞一般動詞that / this / sohere / there形容詞副詞否定語疑問詞

機能語とは

・・・that/this/so以外の代名詞・be動詞・助動詞・前置詞・接続詞・冠詞

 

/ æ /…「ア」の口をして「エ」と言う 

/ ʌ /…喉の奥から軽く「ア」/ə/…「ア」の口をして「オ」と言う

/ ð /…舌先を前歯で軽く噛んで「ズ」

/ θ /…舌先を前歯で軽く噛んで「ス」

破裂音とは・・・/ p / / t / / k / / d / / g / / b /

 

⚫️ く発音する ・弱く発音する

 

★リンキングしよう!★

 

☆子音+母音

 

状況:

強く否定してこう言う。

  ノタトー

Not at all!

   ⚫️    ・   ⚫️

「全然そんなことはない。」

解説:

「ノッt・ァッt・オーl」ではなく、「ノタトー」のようにリンクする。

 

状況:

大きい声を出したので、寝ていた赤ちゃんのCalvinが起きてしまい、こう嘆く。

  アイマf rエイダィウォウカp  kælvin

I’m afraid I woke up Calvin.

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「私、カルビンを起こしてしまったようです。」

解説:

よくあるパターンI’m afraid Iは「アイマf rエイダィ」のようにリンクする。woke upも「ウォウカp」のようにリンクする。

 

状況:

歴史に関する難しい質問を受けて、こう返事する。

  アイウ  rʌnə チェコン ðæッ

I’ll run a check on that.

 ・  ⚫️   ・      ⚫️        ・       ⚫️

「それについてちょっと調べてみます。」

解説:

run a は「ruナ」、check onは「チェコン」のようにリンクすると言いやすく、英語の普通の言い方になる。

 

状況:

「ある仕事を代わりにやってもらえないか」と頼まれ、こう尋ねる。

    ワッツィタバウ(t)

What’s it about?

         ⚫️     ・        ⚫️

「内容は?」

解説:

itとaboutはt子音+a母音なので、「ィタバウ(t)」のようにリンクする。前置詞は機能語なので通常弱化するが、文末にあるのでaboutは強く発音しよう。

 

☆a lot of もリンキングで言う

 

状況:

Timmyがフレンチトーストをつくっているが、シナモンをこぼした。Timmyにこう言う。

        ティミー   spildァラールv スィnəmən

Timmy spilled a lot of cinnamon!

   ⚫️                  ⚫️       ・   ⚫️   ・  ⚫️        ・

「ティミーがシナモンをたくさんこぼした!」

解説:

通常a lot ofは「ァラールv」のように発音する。

 

☆動詞+ it +副詞

 

状況:

楽器を一生懸命練習中の人に対して、こう励ます。

    キーペタッ

Keep it up!

     ⚫️   ・  ⚫️

「その調子でがんばって!」

解説:

動詞は子音で終わるものが大半なので、母音で始まる目的語itとよくリンクする。「キーp・イッt・アッp」ではなく「キーペタッ」「キーペラッ」のように発音する。

 

状況:

「足を怪我したがボーリング大会に出たい」という患者に、医者がこう忠告する。

アァイ sʌヂェスチュー シッティタウ(t)

  I suggest you sit it out.

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「お控えになるようお勧めします。」

解説:

sit it outは「sititout」と聞こえるようにリンクする。I は「医者の私としては」という気持ちを込めて少し伸ばして言う。

 

☆動詞+ it

 

状況:

「クロッシェ編みで帽子を作ってみないか」と提案されて、こう呼応する。

   lェッツ ギヴィタゴウ

Let’s give it a go!

   ⚫️  ⚫️    ・  ・  ⚫️

「試しにやってみよう!」

解説:

機能語の代名詞itと冠詞aを弱める。give it a は一語ずつ区切らずにリンクして「ギヴィタ」のような音にする。